ルール

ゲームの概要

プレイヤーはそれぞれ四枚一組からなるデッキを持ち、麻雀を打ちながらカードの能力を駆使することで一位を目指します。デッキは自分の分身となり常に能力を発動できるアバターカード一枚と、一度だけの使い切りで能力を発動できるアクションカード三枚から構成されます。
麻雀のルールは赤ドラありの一般的な東風戦です。最終局の終了時、もしくはトビが出た時点で最も持ち点の多い人が勝者となります。

カードの見方

各カードの見方は次のとおりです。

①名称 そのカードの名称です。
②レベル そのカードのレベルです。アバターカードは  マーク、アクションカードはⅠ~Ⅲとなっています。
③イラスト そのカードのイメージです。
④タイミング そのカードを使用できるタイミングです。
⑤能力 そのカードの持つ効果です。

ゲームの準備

ゲームの開始前に各プレイヤーが使用するデッキを決定します。
デッキの決め方には、基本ルール・2Pickルール・構築ルールの三種類があります。まずは基本ルールで各カードの能力を掴み、慣れてきたら2Pickルールでオリジナルデッキを作ってプレイすることをおすすめします。

■基本ルール

英雄ごとにまとめられたデッキをランダムに配布し、配られたデッキを使用するルールです。
①アバターカード八枚を裏向きにシャッフルします。
②アバターカードを各プレイヤーに一枚ずつランダムに配ります。ここで配られなかった四枚のカードは使用しません。
③各プレイヤーは自分のアバターカードを表にします。その後、それと同じイラストを持つレベルⅠ~Ⅲのアクションカードを持ちます。それらを合わせた計四枚一組が自分のデッキとなります。

■2Pickルール

ランダムに配られる二枚のカードから一枚ずつ選択し、自分のデッキを構築します。
①アバターカード、レベルⅠのアクションカード、レベルⅡのアクションカード、レベルⅢのアクションカード各八枚をそれぞれの山に分け、裏向きにシャッフルします。
②山に分けたカードを各プレイヤーに二枚ずつランダムに配ります。これにより、各プレイヤーはアバターカード、レベルⅠのアクションカード、レベルⅡのアクションカード、レベルⅢのアクションカードを各二枚持つことになります。
③各プレイヤーはカードの種類ごとに一枚を選んで自分の手元に裏向きで置き、選ばなかった一枚を裏向きで山に戻します。ここで選ばれなかった四枚のカードは使用しません。
こうして選ばれた計四枚一組が自分のデッキとなります。

※説明書に記載のルールから一部改定しています。

■構築ルール

アバターカード、アクションカードを自由に組み合わせてデッキを構築します。※構築ルールをプレイするには『英雄麻雀』が人数分必要となります。
①各プレイヤーはすべてのカードから、アバターカード一枚と、合計レベルが6となるようにアクションカードを複数枚選びます。それらが自分のデッキとなります。(例:アバターカード一枚+レベルⅠ一枚+レベルⅡ一枚+レベルⅢ一枚。あるいはアバターカード一枚+レベルⅠ三枚+レベルⅢ一枚など)

こうして使用するデッキが決定したら、それらを裏向きのまま麻雀卓の左側に置きます。これで準備完了です。

ゲームの手順

①各プレイヤーは自分のアバターカードを公開します。基本ルールの場合、アクションカードもすべて公開します。2Pickルール・構築ルールの場合、アクションカードは裏向きで伏せたままにします。アバターカードはカードスタンドへ立てておくか、表向きのまま麻雀卓の左側に置いておきます。

②東風戦の麻雀を開始します。ゲーム中、各プレイヤーはアバターカード、アクションカードの能力をそれぞれ使用できます。各能力は使用できるタイミングが決まっており、テキスト欄に書いてあるタイミングで使用を宣言することで効果が発動します。(麻雀の基本ルール・各種カードの使い方については後述)

③次のA・Bのどちらかの条件が満たされた場合、ゲームは終了します。
A:東四局が終了したとき
このゲームは東風戦です。そのため、東四局終了時点での順位が最終順位となります。南入はありません。
B:誰かが0点未満となったとき
いずれかのプレイヤーが0点未満となったとき(トビが出たとき)、ゲームは終了となりその時点での順位が最終順位となります。ちょうど0点は続行になります。

アバターカードとアクションカードの使い方

このゲームではアバターカードとアクションカードの二種類のカードを使います。それぞれの使い方は以下になります。

アバターカード:自分の分身となり、何度でも能力を使用できるカードです。記載されているタイミングで能力を使用でき、使用した効果はその局の間中有効になります。アクションカードと異なり、一度使っても使用済みにはなりません。

アクションカード:一度だけの使い切りで能力を使用するカードです。記載されているタイミングで能力を使用でき、使用した効果はその局の間中有効になります。使用済みのアクションカードは、その局の終了時に表向きでアバターカード(またはカードスタンド)の下に重ねます。使用済みとなったアクションカードは再び使用することができません。タイミングが「自分アガり後」「終局時」以外のアクションカードはリーチ中に使用できません。

カードを使用できるタイミング

各カードには使用できるタイミングが記載されています。
また、タイミングが「自分アガり後」「終局時」以外のアクションカードは、リーチをしていないときに限り使用可能です。カードに記載されているタイミングの意味は以下となります。

常時:いつでも能力を使用できます。
自分ツモ前:自分が牌をツモる直前、他プレイヤーからの副露が入らなかったときに使用できます。
自分副露前:自分が副露をする直前に使用できます。
自分打牌前:自分が牌をツモってきた後、打牌する前に使用できます。
自分第一打前:自分が最初の牌をツモってきた後、打牌する前に使用できます。第一ツモ前に他プレイヤーによる副露が入っていたとしても使用可能です。
自分アガり後:自分のアガりが成立した後に使用できます。
終局時:誰かのアガりや流局によって局が終わり、点棒の授受が完了した後に使用できます。

麻雀ルール

ベースとなる麻雀ルールは以下となります。
・東風戦
・25000点持ち
・同点の場合は起家に近い方が上位
・喰いタンあり後ヅケあり
・リーチ一発、裏ドラ、カンドラ、カン裏あり
・ 赤五萬、赤五索、赤五筒は各1枚で全てドラ扱い
・九種九牌、四風子連打、4人リーチによる途中流局なし
・四開槓は打牌成立後に途中流局(スーカイカン。複数人によって四回カンが行われること)
・オーラスのテンパイ止め、アガり止めあり
・ハコ割れ終了あり(誰かが0点未満となった時点で終了)
・ちょうど0点は続行。0点となるリーチあり

特殊ルール

カードの能力によって発生しうる特殊な事態に対応するためのルールです。特殊ルールは以下になります。

・捨牌の入れ替えが発生したとき、入れ替え後の河によってフリテンの判定を行う
・ドラ表示牌の上限は四枚(例:「神の啓示」を使っても五枚以上にはならない)
・リンシャン牌が残っている限りカンはできるが、ドラ表示牌は上限を超えてめくらない
・点棒の供託が使用条件となるカードは、供託できる点棒がないときは使用できない(例:「皇帝の快進撃」を使ったとき、点数が5000点しかない場合は最大で5回しか超加速を行えない)
・持ち点を超える点棒の供託を強制されたときは、持ち点のすべてを供託する。足りないからといってトビにはならない。(例:持ち点が4000点のときに「絶世の誘惑」で5000点の供託を強制されたとき、4000点を供託して0点のまま続行する)

用語説明

カードに記載されている、このゲーム独自の用語について説明します。

加速N:通常の打牌後、追加でN回ツモ+打牌を行える。ただし、通常打牌後~加速中に副露された場合効果は終了する。もし加速を得た後さらに追加で加速を得た場合、その効果は重複する。
(例:ナポレオンのアバター効果で加速3を得た後、「皇帝への即位」でさらに加速2を得た場合、加速5を得ます。その追加のツモ+打牌の3回目で鳴かれた場合、加速の効果はその時点で終了となり、残りの2回を次回に持ち越すこともありません。)

超加速N:通常の打牌後、追加でN回ツモ+打牌を行える。通常打牌~超加速中、他のプレイヤーは副露できない。

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